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二次創作の問題点

1991年に幕張メッセでの開催が出来なかった同人誌即売会のコミックマーケットですが、幕張メッセ側としては公式的には、警備上の問題とのみコメントをしました。
しかし実際にところは、警察に性的な表現を含む同人誌が問題になり、警告を受けた為に、半ば厄介払いとして追い出されたという見方が正しいみたいです。
しかしながら、会場を晴海の東京国際見本市会場に移動して開催されたコミックマーケットには20万人もの人が集まり、引き続き増加傾向にあるようです。
美少女のブームの流れで増えた男性参加者に「美少女戦士セーラームーン」といった少女漫画の作品が男性に受ける同人誌としてパロディで創作されています。
この流れは後に「新世紀エヴァンゲリオン」の大ブームにつながったといってもいいでしょう。
そして、女性の参加者向けには「聖闘士星矢」などの美少年モノが人気があり、「やおい」「ボーイズ・ラブ」などの現在の同人誌の起源として受け継がれてきたのです。
そうはいっても、幕張で問題化したように同人誌というのは性的描写を含む割合が高く既に紹介したような少年・少女漫画を勝手に「二次創作」することは警察のみならず、出版社やアニメプロダクションといった会社も問題に取り上げるようになりました。
著作権や自主規制といったモノが必要となったきたのです。

イベント自体は大きくなっていった

1980年代に起こった美少女人気によって女性参加者のみならず、男性参加者を獲得し巨大化したコミックマーケットは80年代後半に至っては約5万人の参加者を集めるイベントに成長していました。
うる星やつらやカリオストロの城などの男性をターゲットにした同人誌にプラスして、C翼、聖闘士星矢などの現在でいうところの腐女子をターゲットにしたやおい同人誌作品の出品により、女性参加者も増加の一途をたどったのです。
そんなわけで5万人という結果につながったといえます。
さらに会場も1980年代は、参加者が増えたことにより川崎、横浜、晴海、平和島、晴海と次々に場所を移し、事務処理のコンピューター化に成功したことにより、参加者を効率的に処理出来るようになったのです。
この辺のプロセスは「オタクイベント」故といったところでしょうか、しかし「オタク性」が否定的に捕らえられる事件がおきたのです。
それが連続幼女誘拐殺人事件の、犯人である宮崎勤が典型的な「オタク」だったからです。
しかしながら、このメディアの報道もコミックマーケットやオタクを世に知らしめる結果になり、少々偏見の目で見られることはありましたが、それでもイベント自体はどんどん大きくなっていったのです。
最終的に同1989年には、日本屈指のイベント会場とも言われる幕張メッセで開催され、1990年冬コミは25万人もの参加者を集め大成功で幕を閉じたのです。

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